娘の婚約者は現役ホスト！結婚調査を依頼した父親のエピソード
今回は、娘さんの婚約相手の調査を依頼した男性のお話です。結婚に反対していた依頼者の男性が、調査結果を見てどのような判断をなさったのでしょうか。
※実話をもとにしたフィクションです。
娘が連れてきた婚約者の職業に愕然
私は現在50歳の会社役員で、同い年の妻と22歳の息子と3人で暮らしています。25歳の娘は大阪で一人暮らしです。今回、思わぬ形で探偵の方にお世話になったのは、娘の婚約者について調査してもらうためでした。
数か月前に結婚を前提につき合っている人がいるという話を聞き、どんな仕事をしている人なのかと聞いたら、現役のホストだというのです。ホストクラブに客として行った娘が、そこで働く男と出会って意気投合したことがきっかけだと聞きました。定職につかず、ホストの仕事で生計を立てているような男との結婚なんて、当然反対していました。
しかし、いよいよ婚約のため男と会ってみると、さすがにホストの仕事が務まるだけあってルックスは悪くありませんでした。ホストにありがちなチャラチャラした雰囲気はなく、普通の社会人と同じように低姿勢で謙虚な様子が見られました。ホストの仕事は来月で辞める予定で、今は昼間の仕事を探している最中だと話していました。
とはいえ、5年もホストをしている男ですから、娘と結婚することで何か違う目的があるんじゃないかと疑わずにはいられませんでした。娘は、外資系企業の営業職でバリバリ仕事をこなすキャリアウーマンです。そんな娘の収入目当てで交際しているとしたら余計に許せないし、ホストになった経緯や生まれ育った環境についても知りたいと思ったのです。
そこで、探偵事務所の結婚調査を利用し、婚約者の過去の経歴について調べてもらうことにしました。
親思いな婚約者に安堵
探偵事務所から受け取った調査結果には、調査対象となる婚約者の出自、仕事の内容や性格、趣味やプライベートの話までさまざまな項目が書かれていました。
婚約者は赤ん坊の時、親が離婚して母親に引き取られたそうです。母と子2人暮らしで、その暮らしはとても貧しいものだったらしく、婚約者が高校を卒業すると同時に就職して家計を支えたのだそうです。はじめは料亭の調理師見習いとして就職したものの、給料が安いことと厳しい人間関係を理由に1年半で退職し、ホストに転身したと書かれてありました。
また、女性の調査員の方が身分を隠してホストクラブに客として入り、実際にホストとして働く婚約者と話をしたそうです。トークがとても上手で、お店の中でも売り上げはトップクラスを誇る人気ホストだったこともわかりました。彼女の存在こそ言及しませんでしたが、いずれは結婚もしたいし、その時はホストを辞めて昼間の仕事がしたいとも話していたそうです。
娘とデートしているところも尾行してもらったところ、娘には常に穏やかで優しく接していることがわかりました。そして、ホストの時と同じように、娘にはいつも誠実で、紳士的な態度を見せているとわかり、少し安心しました。
探偵から受け取った調査資料を一通り読み終わったときには、結婚反対の気持ちはすっかり消えていました。娘はホストとして家計を支え、誠実な態度を見せる男性を選んだと思います。今は、娘と婚約者を温かく見守りたいと思います。詳しく調査してくださった探偵事務所の方、ありがとうございました。
その後、婚約者の方はホストの仕事を辞めて、会社員として働き始めたそうです。子どもの婚約者が安定した仕事についていないと、親としては不安になるのは当然でしょう。嬉しそうに娘さんの婚約について話してくださる男性の姿が、とても印象的でした。
中央リサーチ岡山では、結婚調査のご依頼もいただいております。不安に思うことがございましたらまずはご相談ください。
関連記事：「もう離婚した」と話す彼が、本当に離婚しているのか調査してほしい
関連記事：パート先の年下男性に恋をした主婦の話
