
子どもが授からず再就職した妻 偽りの残業の裏にあった浮気
専業主婦だった妻が仕事に就き、浮気をしてしまう、といった話はよく聞きますが、このケースは、子供が欲しかったのに授からなかったという抑えきれない母性が原因の浮気でした。
(弊社へのご依頼案件ではございません。体験談を元にフィクションを交えて構成しています。)
妻の就職
「私、働きたいのだけれど。」と、妻に相談された時、正直戸惑いました。
私は、30代後半のサラリーマンです。
今どき珍しいと思われますが、妻は家庭をしっかり守り、外で働いて帰ってきた夫の世話をする、といった古い考えを持っていました。
5歳年下の妻も専業主婦として、今まで家をしっかり守ってくれていました。
しかしながら、結婚して6年になる私達夫婦には子供ができず、妻を縛り付けるのも酷だと思い、家事に支障がない程度ならばと、渋々許すことにしました。
妻は、中学受験の為の進学塾で採用され、事務員として働き始めました。
仕事と家事を両立させる妻
働くようになってからの妻は、服装にも気を使い、お洒落をするようになり、専業主婦だった頃に比べてとても綺麗になりました。
私が帰る頃にはきちんと食事が用意され、家も整理整頓され、妻が仕事に出る前と何ら変わらぬ毎日が続きました。
妻は、塾の子供達はみんな可愛くて、接するのが楽しい。全員志望校に合格して欲しいなあ、と仕事の話をしてくれました。
私も妻が仕事することに賛成してあげて良かったと心から思っていました。
残業や休日出勤が増えた妻
半年ほどが過ぎ、妻は忙しくなり月に3~4回帰りが遅くなるようになりました。
最初は大目に見ていたものの、休みのはずの土曜日まで出勤するようになると、流石に私も「約束が違うだろ。」と声を荒げてしまいました。
妻は、「仕方ないじゃない。どんな仕事にも任された以上責任があるのだから。」と今まで見せたことがないようなきつい形相で私にくってかかってきました。
豹変したかのようなその姿に、私は一瞬ひるんでしまいました。
会社では中間管理職として上と下の板挟みの辛い立場で、唯一の安らぎである家庭でギスギスしたくないと、私はその場をおさめました。
妻への疑惑
その日の言い争いから、妻は夜の営みを拒むようになりました。
風邪気味だからとか、頭が痛いなど、理由は体調不良です。
元々多い方ではなかったのですが、拒まれると余計に執着するもので、私は悶々と毎日を過ごすようになりました。
ある日の晩、夕食後にお茶を飲んでいると、テーブルの上の妻のスマートフォンがなりました。
ラインかメールのようで一瞬画面が光りました。
その時の妻の顔が妙に艶っぽく、目が泳いだのを私は見逃しませんでした。
妻は、一呼吸おいてからテーブルの上の湯飲み茶わんとスマートフォンを持ってキッチンに行ってしまいました。
探偵事務所へ依頼
妻を疑いたくはないものの、何かがおかしいという疑問が私の頭の中でどんどん膨らんでいき、破裂しそうになりました。
いつしか探偵事務所に電話をしている自分がいました。
取り越し苦労であってほしいという私の願いも虚しく、数日後に出た探偵事務所の結果は、予想を遥かに上回るものでした。
見知らぬ子供と家族のように過ごす妻の写真
報告書には、妻が小学生くらいの男の子と仲良く手をつなぎ、その後ろを身体の大きな男性が優しく見守っている画像がありました。
塾に通っている男の子の父親と妻は浮気をしていたのです。
どの画像も堂々としていて、どう見ても一つの家族でした。
残業だと言っていた日に妻はその男の家へ行き、食事の支度と子供の世話をし、休日出勤していた日は、一緒に図書館や動物園に行ったり、その子が受験するであろう学校にも一緒に見学に行っていたのです。
もはや私の入る隙はありませんでした。
妻にこれらを突き付けると、本人も浮気を認めました。
教育熱心な自営の男は、妻に先立たれ、男手一つで子供を育て塾に通わせていました。
忙しい仕事の合間に送り迎えに来る男に、最初は同情の気持ちでいたものの、子供とも仲良くなり母性が芽生えたようです。そして、人助けのつもりで家庭に踏み込んでしまい、男女の仲になってしまったと。
はじめは相手の男に自分は独身だと嘘をついていて、男に悪いと思い自分が結婚していることを打ち明けた時には、子供も含め離れられない間柄になってしまっていたと、涙を流しながら話してくれました。
子供が大好きで、街で小さい子供がいるとずっと立ち止まって後ろ姿を見守るような妻でした。
小学生が通う学習塾に仕事を決めた時も妻らしいと思っていましたが、こんなことになるなんて思いもしませんでした。
離婚に向けて
3日後、妻は出ていきました。
今は離婚に向けて第三者をたてて話し合い中です。
私にとってつらい事実を突きつけられた結果となりましたが、妻には、私に言い出しにくかったきっかけを与えてあげたような気持ちです。
妻にはまだ少し未練がありますが、これでよかったと思っています。
こどもを好きな気持ちが浮気につながってしまったというエピソードをご紹介しました。
どんなことが浮気のきっかけになるかわからないものですね。配偶者の言動で気になることがあれば、中央リサーチ岡山へどうぞご相談ください。
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