
離婚を拒否しそうな夫に浮気調査は有効?弁護士のアドバイス
「パートナーが浮気をしているかもしれないので確かめたい」ということで浮気調査の依頼をいただくことはよくあります。
ですが、浮気の確証はすでにあって、離婚の意志も固まっている場合は、さらに踏み込んだ調査をするべきかは悩みどころですよね。
今回は、離婚へ向けてどのような準備が有効か、弁護士の方のご意見をうかがいました。
※質問内容は、よくご相談いただくケースを元に構成したフィクションです。
SNSで写り込んだ夫の車から浮気を確信
私は、結婚生活5年目で、子どもがひとりいます。
夫とは職場結婚で、私は結婚後に別の会社へ転職しました。
あるとき、元同僚で今も仲良くしているA子が「あなたの旦那、浮気してるんじゃない?」と言ってきたのです。
疑っている相手はパート社員のB子。うちの夫と妙に親しげらしく、会社の外でふたりで歩いている姿を見かけるそうです。
さらに決定的だったのは、A子が見せてくれたB子のSNS写真です。夫が出張で出かけていたはずの日に、温泉旅行写真が数枚投稿されていました。
背景には夫の車。夫の持ち物も写り込んでいました。他にもSNS上で、夫との交際の様子と思われる投稿がいくつかありました。
離婚の意思は固いが、夫が応じるか不安
私は、怒りを通り越して呆れました。夫の浮気は初めてではないのです。
以前も別の女性との浮気が発覚し、離婚寸前まで揉めたのに懲りない人だと思いました。
もはや私は完全に愛想が尽き、離婚を決意しています。ただ、離婚に際して不安なことがあります。
以前の浮気の際、夫は浮気を認めず、離婚にも応じない態度だったのです。
「行き過ぎた交際だったと反省している」「不貞にあたることはしていない」「謝るから離婚はしないでほしい」という泣き落としで、しぶしぶその時は離婚を思いとどまりました。
今回も離婚に応じず、協議が長引くのではと心配しています。
友人のA子は「探偵に依頼して、確固たる証拠を確保した方がいい」と言っていますが、そのほうがいいのでしょうか。
証拠があることで離婚協議がスムーズになったり、条件が有利になることがあるのでしょうか。
探偵に依頼して証拠を確保することにメリットがあるなら、考えてみたいと思います。
弁護士のアドバイス 不貞の証拠は交渉材料として有力
以前も離婚するしない、ということで揉めたことがある、となると、質問者の方のご懸念するように、今回も同様の対応を旦那さんが取る可能性は高いでしょう。
そこで法的に離婚事由があることを示す証拠を掴んでいることが質問者の方にとって重要になると考えられます。
今回の場合は、民法770条1項1号の「不貞」があったといえれば、最終的に裁判でも離婚することができるので、離婚の交渉においてもスムーズに話を進めることができますし、慰謝料の請求も高額請求が成立しやすくなります。
もっとも、法律的に「不貞」とは、夫婦以外の人との性交渉の存在を前提にしています。
そのため、今回の様なSNSの写真等も当然に不貞の存在を視認する一事情にはなりますが、これだけで決定的かどうかは定かではありません。そういった意味で、探偵に依頼し、例えばホテルに入るところの2ショット写真等の証拠を得ることができれば、かなり有利に話を進めることができるようになるでしょう。
特に質問者の旦那さんの場合については、「不貞はしていない」という主張をすることが考えられますので、探偵に調査してもらい決定的な証拠を手にしておくことに十分な意味はあると考えられます。
浮気調査は中央リサーチ岡山にご相談ください
浮気調査はパートナーの浮気を確認するだけでなく、同時に裁判にも有効な証拠撮りを行うことができます。
証拠を確保するためには、ご自分でされるには限界がありますし、不十分な証拠となることも少なくありません。
浮気調査・証拠撮りをしっかり行い、スムーズに離婚協議を進めたいとご検討されている方は、中央リサーチ岡山までご相談ください。
まずはご相談、お見積りだけでも大丈夫です。不貞の証拠をつかめる可能性が高そうかどうか、プロの視点からアドバイスさせていただきます。
浮気・不倫調査を詳しく見る
離婚の種類について詳しく見る