
【浮気調査】父の浮気の代償
意識不明の状態のお父さんに実は隠し子がいた。浮気相手だった女性の居場所を調査してほしいという依頼をしてきた兄妹のお話です。 ※体験談を元に、フィクションを交えて構成しています。弊社にご依頼いただいた案件ではございません。
突然の母の告白
元気だった父が交通事故で意識不明の重体となりました。 65歳とまだまだこれから老後の人生を楽しめたはずの父は、頭を強く打っており余談は許さない状況でした。
そんな状態が一週間たった頃、母が私と妹にあることを告げました。 「実は、お父さんは以前女性に子供を産ませているのよ。」 父は、小さいながらも従業員を抱える電気設備の会社を経営していました。20歳以上も年下の当時事務員として働いていた女性と不倫関係となり、子供が出来てしまったらしいのです。
母にも見つかってしまい、不倫相手とは別れることになったものの、子供だけはどうか産ませて欲しいと譲らず、認知もしなくても良いし、養育費も要らない、後々決して困らせないから産ませてほしいと言ったそうです。 慰謝料を用意したものの、父の不倫相手は受け取らず、父の元から離れ、それっきり行方知らずだというのです。 認知はしていないので相続権等は発生しないので何も問題はないと思うのですが、あの時の子供は今頃高校生位になっているはずで、父もさぞ心残りではないかと母は言いました。
妹か弟の存在
父がその女性に惹かれ、母をだまし不倫関係になってしまった事は許されることではありませんが、自分達に妹か弟がいるかもしれないという事実に興味がわいてしまったのです。 苦労をしているのではないか、ぐれたり変な仲間とつるんだりしていないかなど、妄想が膨らんで気になって仕方がなくなってしまいました。
探偵事務所へ不倫相手の調査を依頼
私と妹は探偵事務所に父の不倫相手だった女性の調査を依頼してみることにしました。 すでに会社を閉めているのでしっかりとしたデータとして残ってはいないのですが、わずかなデータと母が覚えていた情報だけが手がかりでした。 暫くすると探偵さんのお陰でその女性の居場所を突きとめることができました。 我が家から車で二時間半ほどの街に女性は住んでいました。 今現在は結婚もしていて、高校生の娘が一人いるとのことでした。 妹でした。私は幸せにやっているという情報を得られ、ほっとしました。
父へ報告
意識不明の父の元へ行き「お父さんの子供は、高校生になり家族と幸せに暮らしているから心配しないでいいよ。」と告げました。 その後、父は他界しました。
葬儀が終わり四十九日が過ぎた頃、私は妹と連れだって、父の不倫相手に会いに行きました。 父がずっとしまっていた、あの時受け取らなかった慰謝料を渡すためです。 連絡をした時に、会いたくないと言われたら、第三者をたてるつもりでしたが、快く会う事を承諾してくれました。
父の不倫相手と会う
近くの喫茶店で初めて女性と会いました。 父の死を知らせた時は少しショックのようでしたが、父との子供が3歳の時に高校の教師をしている男性と結婚し、娘も本当の父親のように慕い幸せに暮らしていると言いました。
あの時受け取らなかった慰謝料を渡そうとすると頑なに受け取りを拒否しましたが、父がずっと持っていた事と母の強い意志を伝えると、娘が嫁ぐ時に持たせますと言ってくれました。 お嬢さんには父の事は何も伝えていないようなので、私達が会う事は控えました。
帰りの車の中で、私と妹はなぜか涙が溢れてきてしまいました。 会えてよかったと思う気持ちと、父がしでかした浮気の代償と母の苦悩、命の尊さ、そして父の愛情、色々な事が入り交り、頬を涙がつたいました。
調査をしてくださって探偵さんには本当に感謝の気持ちで一杯です。 親身になって相談にのってくれ、探し出してくれありがとうございました。
本来なら憎き不倫相手であり子供を勝手に産んだ女性でもありますが、お父様の思いがけない事故から急展開し、様々な事を思うきっかけとなりました。幸せに暮らしている妹を想い最後はハッピーエンドで良かったと心から思います。 中央リサーチ岡山では、依頼者様のお気持ちを察しどんな小さな問題でも解決へとお手伝いいたします。まずはご相談をお待ちしています。
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