大金を貸しても大丈夫? 親族の素行調査
人からの頼みごとで最も対応に困るのが、借金の申し込みではないでしょうか。今回は、大金を貸す価値があるかを図るため、親族の素行調査をした事例を紹介します。 ※これは体験談をもとに再構成したフィクションです。弊社へのご依頼ではありません。 親族から借金を申し込まれるが、素行を理由に断る 相談者:50代女性 職業:自営業 先日、少し困ったことが起きました。親族の男性Mから、1000万円ほど融通してほしいと頼まれたのです。何でも、新たな事業を起こしたいのだとか。我が家には代々受け継いできた資産があり、経済的には恵まれているため、出せなくはないでしょう。とはいえ、1000万円ものお金をポンと貸してしまうわけにはいきませんでした。 何よりMは、いろいろな仕事に手を出しては失敗している人間として、親族の間では有名だったのです。実際、事業の具体的な計画について聞いてみたところ、曖昧な内容しか話しませんでした。そのため、私は借金の頼みを突っぱねたのです。 お金の使い道を探るため、探偵に男の素行調査を依頼 私が借金の申し出を断ってからしばらく後、弟から嫌な話を聞きました。何でも、Mが別の親族のところに掛け合いに行き、300万円を借りたそうなのです。ろくな使われ方をしないのはわかっているはずなのに、なぜ貸してしまったのでしょうか? このまま行くと、Mは同じように親族からの借金を繰り返し、無駄に使ってしまうでしょう。下手をすれば、事業の資金ではなく単なる遊び金に消えているのかもしれません。大金を持つに値しない人間であることを、本人にも親族にも知ってもらう必要がありました。そこで私は、探偵に男性の素行調査を依頼したのです。 探偵には、男性の収入源や家の様子、休日の行動などを徹底的に調べてもらうことにしました。起業するために具体的な行動をしているか、そうでなくても慎ましやかに生活していれば、しばらく様子を見るつもりです。調査期間は長めに2週間も設けましたが、果たしてどうなることやら。 借金の理由は大嘘! 当面はまじめに働かせることに 3週間後、探偵からもたらされた結果は、予想以上に悪いものでした。Mはアルバイトすらしている様子はなく、家でゴロゴロしているか飲みに行くかの2択だったのです。もちろん、事業を起こすための活動などしていません。あの話は、お金を借りるための大嘘だったわけです。 私は親族とともにMを呼び出し、素行調査について説明。今後は一切お金を出さない、どうしても借りたければまともに働いてからにしろと告げました。するとMは、べそをかきながら「それができるならとっくにしている」と……。まあそうなるでしょうね。 ともかく、これで突き放してしまうのも人情にかけますから、もう一度チャンスを与えることにしました。現在は、知り合いの会社の手伝いをさせています。ものになるかどうかはわかりませんが、何とか更生してほしいものです。 まとめ:お金を貸す時は、相手の素行調査をしてみよう 借金は、返ってくるかどうかはもちろんですが、まともな使い方がされるかどうかも重要なポイントです。大金を預けられる相手か判断できない時は、中央リサーチ岡山にご相談ください。親身になってご対応させていただきます。