こんな探偵社は絶対NG!悪徳探偵社を見分ける7つの特徴
探偵業界では、ネット広告の格安な料金で惹きつけ、浮気問題に悩む人の弱みにつけ込み、最終的に高額な報酬を不正に請求する「悪徳探偵社」による被害者が増えています。
消費者センターには、悪徳探偵社の被害者から毎年1,000件以上も相談が寄せられているそうですから、これから探偵社に依頼する方は十分に注意が必要です。
今回は、探偵業界55年以上の実績を誇る老舗「中央リサーチ」の現役調査員が悪徳探偵社によくある7つの特徴をまとめました。探偵を利用する前にぜひご一読いただければ幸いです。
悪徳探偵社にみられる7つの特徴
悪徳探偵社とは違法営業や違法行為をして調査をしたり、成功報酬を保証し、結果を出さずに高額請求するという悪質な手口を行う探偵事務所(興信所)のことをいいます。
▼悪徳探偵社にみられる7つの特徴
①無許可営業(探偵業届出証明書なし)
②違法な調査をする(探偵業法に違反する)
③成功報酬のみを保証する
④結果を出さずに高額な料金を請求する
⑤調査報告書に虚偽がある・事実と異なる
⑥追加料金で大幅な値上げ料金を請求してくる
⑦契約後に連絡が取れなくなった
まずは探偵業の届出済みであるかチェック!
気になる探偵社があってもすぐに契約せずにホームページで探偵業の公式な許可を得ているか確認することが先決です。
探偵事務所を営業するには、各都道府県の公安委員会に「探偵業の届出」をすることが義務付けられており、ホームページや事務所に「探偵業届出証」を掲示してあります。
浮気調査を依頼する前に、探偵業届出番号を確認しておくことが大事です。確認できなければ無許可営業となりますので避けてください。
安すぎる浮気調査・ネット広告の格安料金はNG!
悪徳探偵社はネット公告で「1万円で浮気調査!」と格安な料金を提示し、カウンセリングへと誘導し、最終的に数百万円の高額請求するという詐欺的な手口を行っています。
ホームページに明確な料金が提示されていなかったり、成功報酬のみを保証している会社は「調査しました=成功」とみなして、結果も出さずに高額請求する可能性があるので注意。
また、見積もりは安く提示し、調査後に追加料金を請求して結果的に大幅に値上げする悪質なケースもあるようなので、追加料金がない会社を選ぶことも大事なポイントです。
プライバシー・情報漏洩にも要注意!
悪徳探偵社の手口は高額請求や結果を出さないだけではありません。
依頼者や対象者の個人情報がネット上に漏洩したり、契約後に探偵社と連絡が取れなくなってしまうケースもあるのです。
このような被害を受けないためにも、値段や口コミだけを見て安易に契約せず、まずはホームページで信頼できる会社であるか確認し、事務所の所在地に足を運んで相談しましょう。
万が一、悪質探偵社に引っかかったら?
信頼できると思ったら悪質業者だった、と後で分かったらどうすればよいでしょうか。その場合は一旦冷静になり、契約書や領収書、メールなどのやり取り内容などの証拠を集めます。
探偵社に契約内容と違う旨を話し、解決を促しますが、もし合意に至らない場合は、消費者センターや専門の弁護士に今後の法的措置について相談する必要があります。
消費者センターは消費者トラブル解決のための支援をしています。探偵社を刑事告訴・民事訴訟する場合は、弁護士に相談しましょう。
無許可営業や住居侵入・盗聴などの不正行為を行っている探偵社については、探偵業法違反となり、刑事罰の対象となりますので、警察に相談し、探偵社を告発することができます。