中傷文による嫌がらせ。調査の結果、自宅に盗聴器が!
嫌がらせの手段に使われるもののひとつが、中傷文の投函。今回は、中傷文による嫌がらせに悩む家族を調査した結果、自宅に盗聴器が仕掛けられていたケースを紹介します。 ※これは体験談をもとに再構成したフィクションです。弊社へのご依頼ではありません。 注意勧告に似た「中傷文」の嫌がらせが発生 相談者:30代女性 職業:主婦 結婚して5年。長男が3歳になった年に、建売りで戸建て住宅を購入しました。これまでマンション生活を送っていたため、夫婦念願の一軒家は広々としていて快適。子どもが小さいため、階下や上階の住民に気をつかうことも多かったのですが、マイホームになってからはそういったストレスから解放され、のびのびと生活していました。 町内会にも参加し、しばらく楽しい毎日を過ごしていたときです。ポストに「朝6時のエンジン音がうるさい」とプリントされた紙が投函されていました。6時は主人が出ていく時間。ご近所の誰かが投函したのだろうと、それから静かに出るよう心がけるように。すると、「挨拶をしない」「子どもの泣き声がうるさい」「深夜のテレビの音がうるさい」など注意勧告の投函はエスカレート。もうこれはいやがらせの域なのではないか、と夫婦で誰が投函したのかを調べることにしました。 個人の調査では限界が。探偵に依頼することに 私は仕事をしていないため、日中は誰がポスト投函をしたのかを見張ることができます。しかし、家事・育児の合間ではそれも難しく、また、深夜の時間帯を狙って中傷文の投函が行われていることが分かりました。 そのころには「○○(夫の名前)は○○会社(夫の勤務先)の社員と不倫している」といった根拠のない中傷へと変化。私はそのとき、「夫の下の名前や会社名。やたら家族の情報を知っている」と違和感を覚えたのです。 警察に届けたところで、犯人が誰か分からず決定的な被害が出ていないため、まずは探偵に調査を依頼しました。担当してくれた探偵さんも、私と同様に「家族の情報を知りすぎている犯人」と勘繰っている様子。そこで初めて「自宅に盗聴器が仕掛けられている可能性は?」という指摘にたどり着いたのです。 犯人は近所に住む男性。内覧中に盗聴器を仕掛けていた 自宅を調査すると、やはり盗聴器が仕掛けられていました。テレビでよく見るように、コンセント部分に仕掛けられたマイクを見たときは、心底ゾッとしたのを覚えています。犯人は近所に住む70代の一人暮らし男性で、どうやら我が家の建売住宅建築に大反対だった様子。内覧期間中に新築の我が家に侵入し、盗聴器を仕掛けたと言います。嫌がらせをして、引っ越しさせる算段だったのでしょう。 刑事告訴も視野に入れていましたが、結局家族の方に報告して正式に謝罪を受け、告訴は取りやめました。また、男性は息子家族に引き取られ、引っ越したそう。もう引っ越しの機会は我が家にはありませんが、新居に住まう前に盗聴器が仕掛けられているかどうか、調査することをおすすめします。 盗聴器調査も探偵へ相談を 「まさか我が家が」と思われるかもしれませんが、盗聴器被害は近年増加しています。新居に盗聴器が仕掛けられていないか、また、今の住まいに盗聴器の危険を感じたら、ぜひ中央リサーチ岡山にご相談ください。誠意をこめて調査いたします。