労災で休んでいるはずが…呆れた社員の素行をあばく!
不正に労災保険を受給している社員を放置しておくと、社員の士気も下がり、会社に悪影響を及ぼしてしまう恐れがあります。そのため、少しでも疑わしい点がある場合は早急に調査するのが賢明だと言えるでしょう。 今回は、労災保険を不正受給している疑いのある社員の素行調査を依頼したケースをご紹介します。 ※これは体験談をもとに再構成したフィクションです。弊社へのご依頼ではありません。 足の怪我が長引いたと言っていたはずが… 相談者:50代男性 職業:会社社長 わが社の40代の男性社員が、工事現場で足を踏みはずし、2mほどの高さのところから転落しました。幸いにも大きな怪我はなく、医師の診断によると腰の打撲で全治一週間とのことでした。 しっかりと療養して現場に戻ってくるように、と労災の手続きをとらせました。 1週間後、「まだ痛みは取れず、とてもじゃないけど歩けない」とのこと。それは仕方ない、と「動けるようになるまでしっかりと治しなさい」と本人に伝えました。 しかし、一ヶ月たっても治る気配がありません。さすがに「少々大げさでは…?」と私も疑問に思うようになりました。 その頃から、社内で良からぬ話がチラホラと出てくるようになったのです。「腰を打って歩けないはずなのに、ゴルフの打ちっぱなしで見かけた」「先日居酒屋で酒を飲んでいるのを見かけた」「車を運転しているところを見かけた」…。 1人2人ならともかく、複数人からの目撃情報が寄せられ、「不正受給じゃないのか」という声もあがるようになりました。 探偵に調査を依頼。その結果… さすがにこのまま放置しておくのは良くないと思い、探偵に調査を依頼しました。2週間後、調査結果をみた私は呆れてものも言えませんでした。 探偵さんが録画してくれた動画に映っていたのは、小走りで横断歩道を渡ったり、打ちっぱなしで思いっきりスイングしたり、犬の散歩でランニングしたりする社員の姿。およそ腰が痛くて日常生活に支障が出ている人間の生活だとはとは思えません。 早速本人を呼び出し、事実確認及び社内会議。明かなる労災の不正請求であると判断し、厳しい処分を下すつもりです。 会社の規律を守るためにも素行調査を 悪質な労災の不正受給は会社の規律を乱してしまいます。ひとりの愚かな社員が会社に大きな損失をもたらす前に、早めの調査・早めの対策をとることが重要です。中央リサーチ岡山では相談からアフターフォローまで、お客様の要望に真摯に対応してまいります。どうぞお気軽にご相談ください。